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ろ過ってなに?

2024.3.28

ろ過とは?

ろ過(フィルトレーション)とは、液体または気体中の固体/異物を細かい孔があいた多孔質(ろ材)を通すことにより、孔径よりも大きな固体/異物を液体または気体から除去することを言います。
モノ(気体、液体)の流れるところには必ずフィルターが使われており、製品を安定して生産し品質向上させるためにはろ過を行い、異物を取り除く工程が必要になります。その他に、油と水の比重差を利用して油中の水もしくは水中の油を分離する「コアレッサー」や、遠心力を利用してガス中の固形分を取り除く「リサイクリングセパレーター」等の分離(セパレーション)を行う機器もあり、どちらも流体中の異物の除去/分離を行う機器です。

ろ過する流体は時に高温(>200℃)、高圧(25MPaG)、高粘度(>3000Poise)で、金属製ろ材が必要となります。

当社では創業以来、金属の焼結ろ材を主製品とし製造、販売をしています。
ろ材を焼結していることにより、上記のような厳しい運転条件下でもろ過精度を損ねることはありません。また洗浄再生が可能なため、廃棄物を低減でき、エコでクリーンな製品として評価を頂いています。

さらに、均一な多孔質体である弊社ろ材はろ過用途としてだけでなく、太陽熱発電や補助電源用のスターリングエンジンに熱交換器(リジェネレーター)としても採用され、クリーンエネルギーの創造に寄与しています。