フジ・アオブカシステムは、ろ過運転と同時に、内臓のブラシが回転しながらエレメントに付着した異物を剥離し、同時に逆洗を行う連続自動逆洗フィルターシステムです。
特徴
一般のオートストレーナー領域よりも細かいろ過精度にも対応しています。
自社のメッシュ焼結フィルターエレメントを採用しており、ここが大きな特徴です。
正確で安定したろ過精度、細かいろ過度の採用を可能とし、また高耐久性、高強度を実現しています。高いろ過流速を採用することが可能であり、システムの小型化を実現しています。
逆洗は常時方式、またはタイマー+ΔP監視による間欠方式を選択できます。
用途
各種ケミカル流体プロセス、海水・河川水・地下水・ダム水のろ過、
上水や工業用水用の取水用ろ過装置、各種排水装置のプレフィルターなど
公称 20µmまで対応可。
※ただし20µm未満のろ過度も別のシステムで対応可能です。
基本仕様
運転圧力 | 0.15MPaG~1.0MPaG ※1.0MPaG以上はご相談ください |
運転温度 | 0~150℃ ※凍結しないこと |
運転流量 | 20~4000m3/h(ろ過度50µmの場合) ※採用するろ過度に応じて下限上限値が変わります |
本体材質 | 炭素鋼/SUS304/316L ※各種/塗装、ライニングはご相談ください |
エレメント材質 | SUS304/316/316L ※その他の材質はご相談ください |
製品組み合わせによるエンジニアリング例
粒度分布が広く、固形異物濃度の高いプロセスでは、当社取り扱いの米国製の遠心分離型分離装置 ラコスセパレーターで、75µmまでの異物をプレ分離を提案。異物濃度を下げたのち、フジ・アオブカシステム(75µ未満の自動ろ過)を設置することで、連続無開放時間を延ばすことも可能です。